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真璃子『悲しみのフェスタ』

真璃子『悲しみのフェスタ』
発売日 1987.03.21
作詞 高見沢俊彦
作曲 高見沢俊彦
編曲 武部聡志

前回ゴクミの「初恋に気づいて」を紹介しましたが、同じラインナップによるこの曲をご紹介します。真璃子の5th.シングル「悲しみのフェスタ」です(オリコン最高位18位、売上5.9万枚)

作詞・曲は高見沢俊彦。アレンジの武部聡志とのコンビでは他に「失恋カフェ」があります。歌詞といえば恋にさまよう女性を綴っていますが、私の気持ちがどうのこうのと言うより、情景描写に重きが置かれている気がします。最後の“愛にたどりつけないまま”が言いたいが為の気分的な言葉の羅列か。アイドルの女の子が歌うにはアダルトな内容です。メロディーはどマイナーの8ビート。同じ動機が繰り返されるので覚え易いメロです。

高見沢氏が曲を書くと大陸的な曲やハネ物(Kyon2「ハートブレイカー」)になりがちですが、この曲はストレートなメロディーです。大体どの曲にも共通するのはサビが余り長くなく余計な仕掛けが無い所です。

編曲は武部聡志。“恋のJYPSY DANCE”だけにラテンフレーバーの重量感あるロックテイストに仕上がっています。リズム隊も派手だし相変わらずシンセの使い方が綺麗です。リフレインでは「君は流れ星」と同じストリングス系の伸ばしが堪能できます。

ボーカルは安心印。丁寧な歌い込みに好感が持てますが、「悲しみのフェスタ」ではちょっと変身。優等生振りは捨て凄みさえ伝わってきます。特に2番の“激しくっ燃えてへェ”辺りなどゾクゾク来ます。ただサビ前のバッキングがなくなった後の入りが甘いのが少々気持ち悪いか。
次作の「あなたのすべてにRUN TO YOU」でもメジャーで弾けようとしましたが、本来持つしっとり感が表に出て今一つハマリ切れませんでした。マイナーな方向で情念を込める歌の方がお似合いのようです。

結局勝負曲と謳われた「あなたのすべてにRUN TO YOU」はオリコン最高位13位を記録したものの底上げした「悲しみのフェスタ」のセールスを上回れず、翌年にはに移籍。ちょっとH顔?で実力派アイドルを目指しましたが、女性ファンを味方に付けて売るには時期尚早でした。
とんねるずのバーターをしても限界があったのはおニャン子時代のせいでしょうか?(『THE BEST』真璃子)

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