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牧瀬里穂『Miracle Love』

牧瀬里穂『Miracle Love』
発売日 1991.10.30
作詞 竹内まりや
作曲 竹内まりや
編曲 小林武史

杉浦幸「4月列車」で触れた広末涼子のデビュー曲を聴いた感想は明るいモータウンにした「ファースト・デイト」といったとこでしょうか。まあ広末涼子に興味がないので(ルックスが苦手)どうでもいいです。

ところで女性アイドルの竹内まりや作品は数多くありますが、デビュー曲となると前出の岡田有希子とご紹介する牧瀬里穂「Miracle Love」(オリコン最高位4位、売上31.9万枚・初動11万!)です。

歌の内容は、実はいつもそばにいた人が好きだったことに気付いた、というティーンズPOPSの王道を行くまりやブランドです。
メロディーはせつないメジャーベースで全体的に清涼感が溢れています。ゆったりしたBメロから続くサビは緊張感のある音を使いながら一瞬マイナー展開。クリシェ部分は音符を伸ばし最後はメジャーで終わる、まさに日本人好みのしゃれたメロディーと言えましょう。

そしてメロディーを彩るアレンジは「リサの妖精伝説」や「ロコモーション・ドリーム」を手掛ける小林”マイラバ”武史。ツクツッツッツクツッツッツクツッとシンバルを刻むシャッフルの打ち込み(?)物です。今でも小林節で健在のギターのカッティングに、薄くもなく分厚くもない華やかなキーボードサウンドが上品に仕上げています。ところでしゃれたコーラスが付いていますがまりや本人も参加しているのでしょうか?カラオケを聴いていると♪うーうぃーうー、などと所々バタ臭い声がするのですが…。

ボーカルといえばご存じの方も多いと思いますが、かなり味な部類です。
出だしのバックが静かな所など学校の音楽の授業中に唱歌を歌っているような合唱声で、ここだけ全然声が違います。だんだん落ち着いてくるのかリラックスしてくるのが手に取る様に判ります。でもこの曲は、歌が得意でない人でもこれだけ聴かせられる商品を作り出せるというお手本だと思います。木目細かなTVプロモートをしていればあと10万枚は上積み出来たのではないでしょうか。

2曲目以降はあまり楽曲に恵まれず(あまりボーカルも成長もなかったし)歌手としてのキャリアを諦めざるを得ませんでした。りえ・ありさと共に3Mとマスコミが騒いでた頃も今は昔です。
蛇足ですが、現在休養中の人気バンドのボーカルが昔インタビューで牧瀬里穂の大ファンだと言っていました。なるほど写真誌で話題になったY嬢も頭の鉢が大きくて目がクリっとしてアゴが尖がっているもんね。筋が通っているわけだ(笑)。(『Miracle Love』牧瀬里穂・CDS)

 heaven and earth

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