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小泉今日子『私の16才』

小泉今日子
発売日 1982.03.21
作詞 真樹のり子
作曲 たきのえいじ
編曲 神保正明

初期のアナクロ路線は松本伊代との差別化

小泉今日子のデビュー曲。
オリジナル作品ではなく、70年代のB級アイドル、森まどかの「ねぇねぇねぇ」のカバーだそうだ。
「だそうだ」というのは、僕は元歌も森まどかの事も、全く知らないから。
よって、元歌と比較してこの作品がどうこう論ずることは、私にはできない。恥ずかしいけど。

曲・歌詞は典型的な70年代アイドル歌謡だ。
ただ、アレンジはそのメロディとは無関係に、「ジンギスカン」のようなコーラス(♪ハッハッハッハ~)が入っていたり、オリエンタルなフレーズのストリングスが多用されているのが耳を引く。
イントロもメロディそのものや弦楽器(バラライカ?)などが、ボニーM「怪僧ラスプーチン」っぽかったりして。
まぁだからって別に違和感は感じないけど。

70年代後半は、強引にディスコサウンドを取り入れてる歌謡曲って多かったし。 そんなに悪い作品じゃないと思う。
ただ、こうしたサウンド面から検証すると、元歌は78~79年頃の作品かと推測されるわけだが(アレンジが元歌を踏襲している、とすればの話)。

僕にとってはこの作品が云々よりも、なぜ大手事務所・大手レコード会社所属の新人アイドルが、こんなB級アイドル歌謡のカバーでデビューする必要があったのか。 そっちのほうが気になる。
別に売り出しにあたって、手を抜いたわけでも、彼女をないがしろにしていたわけでもなく、真相は知らないが、おそらく同期で同じビクター所属の松本伊代との差別化だったのだと、僕は思う。

さすがに同じレコード会社でデビューする新人同士、キャラが被るのはマズいし。
ディレクターも2人は同じ飯田久彦だったのだから、余計にキャラを明確に分ける必要があったのだろう。
(確か小泉もデビュー時は飯田ディレクターだったハズ。うろ覚えなのだが・・・・違ったらスミマセン)

確かに、伊代と小泉を2人並べて、キャラクターをどう色分けをするかを考えれば、「伊代=活発・個性派路線」「小泉=純情・地味路線」という選択にはなると思う。
伊代のほうがルックス・声質ともに、小泉と比べれば明らかに特異だし。

よく、「デビュー時の売りだしがイマイチだったから、小泉はブレイクが遅れた」といった意見が聞かれるが、レコード会社がビクターであった以上、この売り出し方は当然の成り行きだったと思う。

で、実際この歌は、アイドルのデビュー曲にしては、まぁまぁ売れたわけだし、やはりベストな選択であった。(1999.12.6)

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