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石野真子『めまい』

石野真子『めまい』
発売日 1980.07.05
作詞 有馬三恵子
作曲 川口真
編曲 船山基紀

「めまい」と言えば久宝留理子でも高樹澪でもなく、やはり石野真子でしょう(オリコン最高位24位、売上9.9万枚)
石野真子と言えば、真っ先に思い浮かぶのはザ・ベストテンにも登場した春の名曲「春ラ!ラ!ラ!」(喧嘩別れした昔の彼と今の彼と3人で逢ってみたいな…ってとんでもない詞を明るくPOPに歌い上げている)意外な事に榊原郁恵と同様オリコンTOP10とは無縁に終わりました(オリコン最高位16位、売上16.0万枚)

「めまい」はトランプカードの小道具が懐かしい「ハートで勝負」に続くシングルとしてリリースされました。どマイナーの曲調では拓郎節の「私の首領」やノン・ノ・ノン「失恋記念日」がありましたが、内容的にはいかにものアイドルソングでした。

しかし「めまい」は目の前にはいない彼の事を思い浮かべ、彼が好きなサンタナに合わせて踊ったり、サルビアにくちづけの真似事をしてみたり、そして最後のくだりは「もうあやしく抱かれてみたい」。それまでの楽曲に比べてかなり変身の1曲です。

作詞は南沙織でお馴染み有馬三恵子。作曲は「熱帯魚」「土曜日のシンデレラ」の川口真。何の変哲もないメロディーですが、マイナー歌謡好きな僕の心をくすぐる仕上がりです。特にゆったりと溜めたBメロからスカっと抜けるサビにかけてがいい感じです。これらを効果的に盛り上げるアレンジはには欠かせない船山基紀で、大人っぽい真子ちゃんを演出しています。

セールス的にはまずますでしたが、同じ船山基紀が編曲した榊原郁恵「想い出パズル」のケースと同様、スタッフはイメチェンは時期尚早と考えたのか次作は「彼が初恋」になってしまいました。

大場久美子と合わせて3人、絶大な人気を誇っていたと思いますが、時期同じくしてスキャンダルが。この頃はアイドルに男がいちゃまずいですからね。以降セールスは凋落する一方でした。翌S56年(1981)に引退、幸せになるしかなかったはずが、離婚を機にカムバック。
「めぐり逢い」なる渋い曲もリリースしています(そういえばトップテンの司会をしていた時、T・Nと再会してましたな)。

男を見る目がないのか運がないのかわかりませんが、現在はふっきれているようです。ヒッパレとかで見ても、歌は下手になっていないし、味わいも出てきたのだから、再度の歌手活動なんて面白いと思うのですが…。(『BEST COLLECTION石野真子(1978~1987)』、他)

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