カントリー&ウエスタン

カントリー&ウエスタン FEN(Far East Network/極東放送、現AFN)は、第二次世界大戦中に米軍兵士を激励するための放送を起源とし、終戦後の1945(昭和20)年9月から在日米軍向けに開局されたラジオ放送局である。 FENからはブギウギ・マンボ・ブルースといったアメリカ音楽が流れ、日本のポップスは、昭...

ロカビリー

ロカビリー アメリカでロックンロールは黒人ブルーズやジャズ用語のスラングとして古くから使われていたが、一般的に定着したのは、1950年代初頭に人気DJのアラン・フリードがNYの白人向けラジオ局でリズム&ブルーズ(R&B)をロックンロールと呼んだことが始まりとされる。 「リズム&ブルーズ」と「カントリー&ウェス...

カヴァー・ポップス

カヴァー・ポップス 本家アメリカのロックンロール衰退と歩調を合わせてロカビリーも形骸化していったが、日本ポップス界のアメリカ音楽文化への傾倒は変わらず、1960(昭和35)年2月にロカビリー三人男とかまやつヒロシが一斉にニール・セダカ「恋の片道切符」を競作したことが契機となり、再びアメリカン・ポップスをカヴァーした和訳...

エレキ・インスト

エレキ・インスト 1960年代初頭のアメリカ音楽文化に於いて、これまで巨大資本を背景にレコード会社などがリードしてきたメディア戦略とはかけ離れた、南カリフォルニアの学生たちが中心となった大衆先行型のサーフィン・ミュージックの胎動があった。自主制作盤を経て全米ヒットを記録することになるサーファリス「WIPE OUT!」...

グループ・サウンズ

グループ・サウンズ 1950年代中期からイギリスではジャズやフォークなどをベースとしたスキッフル・ブームが巻き起こり、1956年発売のロニー・ドネガン&スキッフル・グループ(LONNIE DONEGAN & His Skiffle Group) 「ロック・アイランド・ライン(Rock Island Line)」が大ヒッ...

カレッジ・フォーク

カレッジ・フォーク アメリカ音楽を翻訳していた1960年代の日本の音楽パノラマを俯瞰すると、一方ではロカビリー、カヴァー・ポップス、エレキ・インスト、グループ・サウンズの音源が浸透し、他方ではフォークソングの支流が静かに波紋を広げながら舞台の本流に押し寄せて、波のいただきがやがて全景を呑み込む奔流を眺望することができる...

関西フォーク

関西フォーク コマーシャリズムに吸収された東京のカレッジ・フォークに対して、関西では、社会の矛盾、体制への反抗といったアメリカで起きたモダン・フォークの社会背景を日本なりに再現したプロテスト・ソングが、民衆レベルの生活を源泉とする運動から派生し、フォークが日本の土壌で結実しようとしていた。関西フォークの登場である...

日本ロック前史

日本ロック前史 1960年代後期は、これまでのロカビリー、エレキ、GSで得た資産が下地になって、レッド・ツェッペリン、クリーム、ジミ・ヘンドリックスといったニューロックの旗手たちによる影響で日本の音楽文化は多様化し、既存の芸能プロ体制では収まりきらない若い団塊の世代が中心となった新しい需要が生まれ、ユース・カルチャ...

ニューミュージック

ニューミュージック 70年安保敗北により学生運動は沈静化に向かい、フォークの主流は政治思想から若者自らの心象風景を採りあげた抒情的な視点に移行し、吉田拓郎「結婚しようよ」(1972年/昭和47)、井上陽水「傘がない」(1972年/昭和47)、かぐや姫「神田川」(1973年/昭和48)といったヒット曲が生まれた。井上陽水...

パンク・ロック

パンク・ロック 1960年代に於けるアメリカのアンダーグラウンドでは、従来のロックの枠には収まりきらない新しいスタイルのバンドが誕生していた。彼らは、演奏テクニックも楽器も充分には持ち合わせていなかったが、伝えるべき自分の感情を思いのままに演奏する奔放さがあった。人種差別、泥沼化するベトナム戦争、冷戦関係といった政...

テクノ・ポップ

テクノ・ポップ 1974年にリリースされたドイツ出身のクラフトワーク「アウトバーン」はドラムマシンとシンセサイザーによるミニマリズムをロックに導入し、パンク以降のニュー・ウェイヴにテクノという概念を提示した。ミュージシャンの人的演奏テクニックを排した無機的なコンピューターソフト主導によるデジタル・シーケンサーの登場...

インディーズ

インディーズ かつて1960年代に起きたエレキ、GSブームの渦中にいたバンドには、ライブハウスやインディー・レーベルといった活躍の場もなく、お仕着せの意匠をまとい、商業システムに埋没する手段しか用意されていなかった。1970年代後半からのパンク・ニュー・ウェイヴを経験したアンダーグランドでは、自己表現の場を求める...

ガールズ・ロック

ガールズ・ロック 今では女子中学生のロック・バンドがヒット・チャートの上位を占め、バンドルという呼称もあるほどだが、日本のロック黎明期にあたる60~70年代に女性がロックを表現するということは稀有なことであった。男性主導のロック界にはじめて頭角を現した女性アーティストは「内田裕也&ザ・フラワーズ」(後のフラワー・トラ...

渋谷系音楽

渋谷系音楽 1980年代の渋谷はパルコ、SHIBUYA109などが象徴するように若者のファッションを牽引する場となっていたが、80年代の後期にはタワーレコード、WAVE、HMVといった大規模な外資系輸入レコード店(CDショップ)の企業戦略により、主力購買ターゲット層の動向は音楽に於いても流行を全国に送り出すスタ...

ヴィジュアル系バンド

ヴィジュアル系バンド ダイエースプレーで極端に髪を逆立てた「髪立て」ヘアスタイル、中世ヨーロッパの貴族をイメージした重厚なコスチューム、歌詞には、絶望・孤独・闇といったネガティブな表現はもとより、薔薇・十字架・鎖などの耽美的ゴシック言語を駆使し、バンド名に至っては特にラ行で始まるフランス語やドイツ語などを用いた難解な命名...
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